この講座はC#における重要な記述方法である「ラムダ式」を基礎から学ぶ内容になります。ラムダ式はシンプルに記述できるC#の記法の一つであり、非常に多くの場面でしようされるようになりました。いまやC#で最も重要な技術といえるかもしれません。
現在のC#の現場ではラムダ式を使用するのがスタンダードになりつつあるため、ラムダ式をマスターしなければ、今後もエンジニアとして生き残るのには苦労を強いられることになるでしょう。いまや必須知識といっても過言ではないスキルなのです。
この講座は「ラムダ式に対して苦手意識を持っている人」「ラムダ式を学びたい・学びなおしたい人」をターゲットとし、エンジニアとしてのスキルアップを図る人に有益な内容を共有していきます。
Contents
連載で学習する内容
この連載では主にラムダ式の全体概要から、その基礎的な記述方法、よく使われるLINQが書けるようになるまでを詳しく解説していきます。また、この記事では以下の技術について解説します。
- デリゲート
- 匿名メソッド
- ラムダ式
- Predicate
- Action
- Func
- LINQ
どれもラムダ式を学ぶ上で重要な内容になりますので、できる限りすべてをキチッと学んでおくことが重要です。デリゲートと匿名メソッドはラムダ式につながる内容であり、ラムダ式以降はラムダ式を学んだ上の延長線上に存在するものになります。
当連載の対象レベル
当連載で想定する対象レベルは「メソッドやクラスを理解している人」に向けた内容となっています。「クラス??」「メソッド??」という人には難しい内容となっているので「C# 中級講座(仮称・準備中)」に取り組んでから戻ってくるとスムーズに理解できるかと思います。
それでは、あなたのスキルアップを叶える、「ラムダ式の基礎」の旅へと出発していきましょう。この連載を終えることには、ラムダ式の基礎を理解できるようになり、読みにくかったコードが抵抗なく読めるようになります。そしてダンなC#のソースコードが書けるようになるでしょう。
ラムダ式を知っておくだけで、一般的な案件でも十分に活躍できるようになります。いまだして、中にはラムダ式が苦手な人が多い印象なので、少し頭抜け出ることができると思います。
学習のための準備
当連載では実際にソースコードを記述しながらラムダ式を学んでいきます。そのため「Visual Studio」のダウンロードをお願いしています。
Visual Studioのインストール方法は、別の講座である「C# 初級レベル【未経験者向け】」の記事である「C# 初級レベル【未経験者向け】:Visual Studioをインストールする方法 #2」で解説しているので、こちらを参考にVisual Studioのインストールを行ってください。無料版であるCommunityで問題ありません。
また、学習を進めるにあたって、主に「コンソールアプリケーション」を作成していきます。コンソールアプリケーションの作成方法は「C# 初級レベル【未経験者向け】:プロジェクトを作成する方法 #3」もあわせて確認しておいてください。
Visual Studioのインストールが完了したら、スキルアップの旅へ出発です。