物価の高いニュージーランドでも「格安」に旅をする方法

南半球にひっそりと位置し、息を呑むほどの大自然を保有する小さな島国ニュージーランド。

海外旅行先としてはお隣のオーストラリアと二分する人気を誇り、ロード・オブ・ザ・リングやホビットなどの人気映画のロケ地で有名な こともあり世界中から旅行者が訪れます。

若者の間ではワーキングホリデービザを利用した長期滞在・長期旅行先として安定した人気を誇り、特にヨーロッパの若者の間では、大学進学前や卒業後に必ず体感しておくべき人生経験の一つとして認知されています。

そんな幅広い年齢層の旅行者が訪れるニュージーランドには、一般的に利用されている滞在方法や移動手段に加えて若者のあいだでニーズのある「格安で手軽な旅」を実現するための手段が数多くあります。

今回はニュージーランドでの旅を「格安旅行だけど最大限に楽しむ」ために利用すべき宿泊施設や移動手段を紹介します。

旅行のしやすいニュージーランド

観光大国ニュージーランドは、五つ星ホテルからドミトリー方式のバックパッカーまで、予算や旅のスタイルに合せて選べる多彩な宿泊施設に加えて、国土のほとんどを網羅している移動手段が揃っているので旅行しやすい国の一つです。

また、他の一般的な国に比べると治安も良いため、深夜に人気の少ない街の路地を一人歩きでもしないかぎりは女性でも一人旅を楽しむことができる国です。

他人と直接交渉して格安旅行を実現

費用を抑えたいバックパッカーやワーキングホリデーの若者にとって最大の心配事なのがニュージーランドの物価の高さです。

そんな中で「できるだけコストを抑えて旅をしたい」と考える旅人の間で盛んとなっているのが直接交渉と取引です。その内容は車やキャンピングカーなどの移動手段・宿泊施設の提供から、不要品の売り買い、譲り渡しなど多岐にわたります。

一般的に提供されているサービスよりも格安料金での取引が可能で、旅の終わりの不要品処分などではテントや寝袋といった高価なキャンピング用品が格安で売りに出されていることもあります。

オンラインを利用したやりとり

これらの交渉の場としては「Facebookグループ」が主に使われています。旅人の間で人気なのが「Backpackers New Zealand」 と「New Zealand Backpackers 」で最も多く取引が行われています(これら2つのページの閲覧には、グループに加入・認証される必要があります)。

リアルタイムかつ早いスピードで取引が行われているので、自分の欲しい情報を効率よく見つける能力、もしくは自分が提供できることを人の目に留めてもらうための工夫をする能力、などが問われてきます。

こうした取引では英語が基本となるため、英語力があるほど有利になります。英語での取引にあまり自信がなくても、旅費の節約かつ英語の実践の場にもなるので、この機会にチャレンジしてみることをオススメします!

ニュージーランドでの移動手段

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ニュージーランドでの移動は主に車・バスが主流となっています。飛行機も各地へ飛んでいますが、こちらは事前に予約しておかないと高いため、低コストで移動したいと考える人には少し厳しいかもしれません。

ここでは主に、バスの移動とライドシェアについて詳しく紹介していきます。

バスは割引パスを購入して節約

旅行者だけでなく一般市民にも利用されている、ニュージーランドで一番の大手バス会社がIntercityです。

北島の主要都市間を繋ぎ、地方部へのルートも網羅しています。南島ではそれぞれのローカルに拠点を持つ旅行会社やバス会社などと提携しながら、様々な観光ルートをリーズナブルな価格で提供しています。

割引制度として、5時間、15時間など、一定の乗車時間分を事前にまとめて購入することで割引が受けられるFlexipassと、あらかじめ決められた出発先と行き先のルートを選ぶことにより割引価格で購入できるTravelpassがあります。

はっきりとした旅程はないけれど、時間をかけて様々な場所を回りたいならFlexipassが便利です。

こちらのチケットは購入から1年有効となっており、予約内容のキャンセル・変更が出発数時間前まで手数料なしで出来るすぐれものです。旅行を終えた後でもパスに未使用分の時間が残っている場合はネットで売却が可能です。

このほかのバス会社として、地方部で更に詳細なルートを提供しているNakedbus、オークランドから東部のコロマンデル地域で豊富なルートを提供している Kiwi Shuttlesなど、他にも多数のバス会社がサービスを提供しています。

ライドシェア

ライドシェアはいわゆる「相乗り」のことで、同じ目的地(もしくは目的地までの中間地点)に行く誰かの車に乗せてもらうことです。ライドシェアに特化したグループとしてNew Zealand RideShare Backpackers、ライドシェア専門のウェブサイトとしてはCarpool New Zealandがあります。

これらのサイトを利用して同じ方面に向かう車を検索、もしくは自分の車に空き席がある場合は相乗りしてくれる人を探せます。

こうしたライドシェアの代金は主にガソリンのシェア代で賄われますが、食事代をシェア代としたり、車の中でのお喋りだけでOKという場合もあるようです。

個人間で直接交渉して利用するサービスには一定ルールが存在しないので、個人間のやり取りで全てが決まります。最低限のモラルと人としてのマナーを守って利用することが大切です!

ヒッチハイク

一般的に大きな声ではオススメできませんが、ニュージーランドの南島におけるメジャーな移動手段がヒッチハイクです。主要道路を走っている途中で、行き先を書いた段ボールを掲げているバックパッカーを必ずと言っていいほど見かけます。

聞いた話では、高確率で誰かしらが停まってくれるという話を聞きます。

ヒッチハイクを行うときの最低限のマナーとしては、拾ってくれた人に対してお礼の気持ちを示し、移動中はお喋りの相手になることです。人生において貴重な経験をしてみたい人には、ニュージーランドでのヒッチハイクはオススメの移動手段となります。

世界中の人と出会える宿泊施設

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ニュージーランドにもたくさんの宿泊施設があります。高級なホテルからドミトリーのホステルまで様々です。ここではホステルだけでなくAirbnbやカウチサーフィングといった手段まで紹介していきます。

旅行と言ったらホテルと考えるかもしれませんが、ホステルやカウチサーフィングなんかを利用して旅をするのも楽しいのでおすすめです。

ホステル・バックパッカー

世界中の人々が訪れるニュージーランドでは、バックパッカーに泊まれば世界中の人と一晩で出会えると行っても過言ではありません!

私は一人でバックパッキングをしましたが、滞在先を変える毎に新しい旅人との出会いを繰り返していたので、孤独に思ったことは一度もありませんでした。お互いのこれまでの旅や人生を語り合ったり、ご飯を一緒に作って食べたり、思いつきで山登りに行ったり。

ほとんどのホステルでは独自の観光ツアーやアクティビティを企画しているので、滞在する他の旅人たちと知り合いになれる機会は多くあります。このような「偶然の出会い」を楽しめるのは、バックパッカーを利用する上での大きな魅力の一つです。

BBH Club Card

ある程度の期間バックパッカーを利用する予定であれば、$45で 1年有効 のBHB(Budget Backpacker Hostels New Zealand)club cardの購入をオススメします。

提携先のホステル・バックパッカーに泊まれば一晩につき$4の割引が受けられるので、1週間も泊まれば元が取れてしまいます。

この割引にくわえて初回の予約をBBHオンラインシステムを通じて行うことにより、更に$15引きになる他、ボーダフォンの無料SIMの提供など色々な特典があります。

Airbnb

今や知らない人はいない、地元の人の家に泊まり現地の人の生活を疑似体験できる宿泊手段です。

個人でリスティングが行われているので、ホステル級の格安物件から高級ホテル並みの物件まで様々です。都市部には格安物件がちらほらありますが、田舎の地方、特に観光地にはそれなりに値の張る物件が多いです。

長期に渡るバックパッカーでのドミトリールームに疲れた時や、少しだけプライベートな時間が欲しい時の手段としてオススメです!

Couchsurfing

ライドシェアの宿泊版とも言えるCouchsurfing(カウチサーフィンと読みます)。金銭のやり取りをすることなく、お互い見知らぬもの同志がサイトを通じて、数日間の間ホストとゲストとなれるサービスです。

基本の流れとしては、Couchsurfingウェブサイトの個人アカウント上のプロフィール・レビューなどの印象とプライベートメッセージ機能を通じて、お互いの信頼性を確認し、滞在期間や鍵の受け渡しなどを決めていきます。

個人間の信頼のみで成り立つしくみなので、詐欺など色々な現実問題が噴出しているのは事実。

しかし反面、純粋に旅人を家に招き、お話を楽しみ一緒に時間を過ごすのが好きな仏の心の人がいるのも事実です。強いて言えば、実際訪問する行く前には一本電話を入れ、相手の印象を確かめるべきだと私は思います(プライベートのメッセージ上では電話番号の交換ができます)。

そして女性の一人旅の場合、男性(特に独身)のホストは、いくらプロフィール上の印象がよかろうと、避けたほうが無難です。

フレキシブルな旅を楽しもう

ニュージーランドは他の国と比較しても旅人への敷居が低く、初めての海外旅行もしくは一人旅にも挑戦しやすい環境が整っています。

国としてまだ若い歴史と多くの移民を受け入れ発展してきた文化背景もあり、地元のニュージーランド人は旅人に対して好意的です。他国からの旅行者にも至る所で出会うので、道すがら一緒に食事したり行動を共にしたりと、他の国では味わえない旅を楽しめるのが魅力です。

これらの手段を自分の求めるスタイルに応じて利用し、思い出に残る旅をより多くの人に楽しんでもらいたいと思います。